今朝の朝日新聞に野見山暁治氏の記事が載っていた。デパートで初めて展覧会を開くそうだ。画伯はもう90歳過ぎで人気のある有名画家であると思っていたが デパートでは売れないので展覧会はやらなかったそうだ。曰く『麻生三郎と俺の絵はいつも売れ残った』そうである。ヘエー。
確かに日動画廊あたりが昔売っていたのは藤島某画家のような風景画だから抽象画の市場などないに等しいのかもしれない。なぜ市場を開拓できなかったのか?深い溝が経済と文化の間にありそう、悲しすぎる現実。
私はそれでもギャラリー南無の展示をする。古典的な美術品(もっと言えば書画骨董の範疇)ではない、心のコミニュケーションとしての絵画(私はアートと呼ぶ)がお金を介してどなたかの手にわたることを実現するために。・・・kusso!
写真はギャラリー暁の出品作