2009年10月24日土曜日

中村正義と山本弘


東京展の発足のころの画家中村正義について興味があっていろいろを見ている。時々いく飲み屋さんにもたしかディフォルメされた原色の人物画がかけてあったと思う。すごく繊細な風景画から強烈な色彩のお面のような人物画に変わっていく。見続けていられないような毒みがある。ふと、山本弘という画家を思い出した。10年前東京で初めて開催した私の個展に来られたm.m.polo氏(高校の先輩にあたる)からこの画家の存在を知った。飯田出身で地元で活動した(活動という言葉が正しいかわからないが)画家である。中村正義とほぼ同世代かやや若いくらいのいわゆる無頼派画家である。酒と自殺未遂の暮らしのようであった。後に今村由男氏(版画家)と話す機会があり山本画家の話になって『おんぶしたら背中でおしっこされたよ』ときいた。逸話満載の人だったようだ。そんな荒れた暮らしなのに絵が意外とサワヤカ。爽やかという言葉は当たってないかもしれない。ただ毒味が少なく救われるのだ。中村正義の毒みは人の心に浸み込まないところがあるような気がする。反権威の作家の微妙な部分だ。

さて m.m.polo氏が頑張って東京で展覧会を企画しているが地元ではなかなか山本の絵を見る機会は少ない。飯田市美術博物館に大作の所蔵がいくつかあるそうなのでぜひ回顧展をやってもらいたいものだ。m.m.poloさん 手元に山本弘さんの図がないので勝手にリンク張らせてもらいました。すみません。

1 件のコメント:

  1. はじめまして。突然のメッセージすみません。

    群馬で画家をしております小林といいます。


    とてもユニークで面白い作品を作っています

    .
    僕は山田かまちに出会って人生が大きく変わり、絵を描き始めました

    毎日毎日ふらふらになるまで絵を描いています
    .
    よかったらホームページを
    のぞいて見てください.

    http://www.takayuki-oekakichamp.com/

    「お絵かきチャンピオン小林孝至」でも
    検索できます.
    よろしくお願いします

    よかったらメールでの感想(norakuro@wind.ocn.ne.jp
    )も待ってます.

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