ここに掲げた3枚の写真はイタリアの映画監督フェデリコ フェリーニのデッサンだ。笑っちゃうほどおもしろい。私の好きな映画『アマルコルド』にでてくる登場人物で シーンを鮮明に思い出だしてしまう。彼は 新しい映画のキャラクターたちを必ずスケッチしたそうである。アイデアの化身を逃がさないために。・・・
アマルコルドは A me ricordo (私は覚えている=イタリア語)の彼の故郷の方言だそうだ。彼がすごした 思春期の印象的な故郷での一年をとても豊かに表現していて忘れられない名画の一つだ。
彼は映画の仕事につくころローマで駐留のアメリカ軍の兵士向けに似顔絵描きもしていたようで 絵が達者だ。少し欧風まんがっぽいところが、いかにも若者がアメリカ兵を相手にひともうけしてやろうとした軽妙さを感じる。ユーモアのある絵を漫画っていうのかな。
彼の 深刻になんて絶対にならないこの明るさ。これはラテンの血ゆえなのか? とても魅力だ。
彼の作品で『最後の晩餐』が12日に飯田で上映されるそうだ。見に行かなくては。
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