里山の新緑をなでるように風がふきそれが画廊の窓から中に入ってくる。大きく深呼吸をする。いい季節の展覧会だ。
ここは古い歴史のある地区でかつて立石村といったそうだ。南向きの斜面に仁王門を持つ立石寺がありここを中心に村が開けている。といっても周りは山々だ。鶯の鳴き声が聞こえてくる。
そんな一角の小高いところにこの画廊“南無”はある。もともとオーナーのご両親がお住まいだった家を数年前画廊に改築したそうだ。都会の喧騒とは無縁の空間。
私はこの地区のすぐ隣の伊豆木という地区の生まれなので地元人そのものである。当然子供のころからの知り合いが来てくれる。うれしいやら気恥ずかしいやらといったところである。
この展示のため私はスケッチに何度か立石にきたが風景を絵にしてみたかったからだ。しかし 抽象的な画面に造形的な要素が入ると瞬く間に自由な空間が萎縮してしまうような気になってしまう・・・
結果についてはまだよくわからないというのがわたしの今の思いか。
きのう小学校時代の担任の先生が見に来てくれた。御歳83歳とのことであったが矍鑠とされて元気そのもの。思い出話が夢のようであった。
個展、良かったです。どっしりとした質感が心を落ち着かせてくれました。打ち上げの飲み会もとっても楽しかったです。また近いうちに・・・
返信削除うれしい感想ありがとう。打ち上げは赤面の至りです。
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