今日から上田市の夢の庭画廊で個展がオープンする。展覧会のたびにちょっとした悩みの種が作品にタイトルを付けるということだ。たいがい作品作りがいっぱいいっぱいでろくなタイトルが付いていないことを白状する。いや、しっかりとしたネーミングが出来た作品ももちろんあるのだが総じてぴたっとしたネーミングは付けられないのが実情だ。
私の場合 作品が言葉の概念から出発していないので出来上がる寸前ぐらいからタイトルを考え始める。しかし展覧会が近くにないとまず『決定!』ということにはならない。と言うかしないなー。だから個展前はしんどくなってしまうんだ。絵のテーマは本質的には同質のものだし それを言葉に翻訳すると陳腐で どれも同じものとなってしまう。 作品の名前なのだからある程度客観性もなくてはならない、でないと『あの作品 でかいヤツ グレーの・・』とか言って呼ばなくてはならないのだ。とても通じない。実際作品にぴったり名前がはまった作品は妻や友人との会話でも登場しやすい。反対に名前が漠然としたものや言葉に踊ったタイトルはイメージも曖昧になってあまり会話には上がらなくなってしまう。
結局作品のイメージがはっきりしてることが大事と言うことなのか・・・
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