グループ展の呼びかけ(人選)については いつも難しい思いをする。そのグループ展が何処を目指しているのかを突き詰められるのだから。個人としての目的意識と 何人かの実行委員の総意とはなかなかぴったり一致を見ない。
中川村でこの2~3年5月の連休に開催される≪アトリエ開放展≫は若い人たちのパワーを感じて評判のいい展覧会だ。展示場所がそれぞれの作家の仕事場で 同時多発的な催し、作品もかなり多種多様で 既成概念で鑑賞しようと思うと面食らってしまうと思う。 ゆったりとした時間の中で体感しないとたのしさは伝わらないかもしれない。人は多く訪れ人気を表している。
飯田の≪現代の創造展≫は全く既成概念の中の展覧会で『一地方のご趣味のよい方々』のためのものであった。その先細り感はヒシヒシと感じられ 何とかしなくてはと私たちは焦った。 今年はコンテンポラリー部門を設けたがまだまだほんの第一歩にすぎない。
昨年3月 同じ理由で≪飯伊50人展≫という展覧会を有志で開催した。一部の作家たちはネガティブに捉えていたが来場者は意外に多く一週間で2000人弱だったときく。
美術は生きていくには欠かせないものだ。その思いから中川村の若い作家たちは何か何かを表現しようとしている、それは手で掴もうとするとするりと逃げる液体のようなものだ。
どうも大人たちの多くはそこらが理解できていなくて すでに価値の固まった美術(たとえば地元のヒーロー菱田春草的な・・)がアートと考えている。
このあたりの価値の違いをどう捉えてどういう見解で私たちは≪50人展≫をリニューアルしていくべきか?ああ 今夜は実行委員会だ。
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