さすがに昨日あたりは寒くてストーブの近くに居っきりでしたが 枯れ葉がはらはら落ちていくさまを見ていると美しすぎて照れる程でした。春草の落葉なんか思い出している自分にたいして我ながら呆れてしまいました。(私は日本の近代美術が嫌いなのですが・・・)
ここの美術館を訪れる客は決して多くはないのですが とても豊かな空間あると思っています。つい展覧会の当事者は入館者は何名で 絵が売れたとかそんな話をしがちなんだけど(もちろん絵描きとしてはそれは切実な問題ですが)その次元とは一線を隔した何かに触れさせられます。「豊かな空間」と言ってみるのですが上手く伝わるか・・・
大体この美術館自体儲かっているとは決して思わない。よくやっていると思う。一般の経済の常識では語れない館の姿勢、≪豊かな自然のなかで自分をふと感じたりできる時間を持つこと≫を貫いている。だからこの美術館から小一時間かけて帰る毎回の道のりは孤独そのものだ。もう6回の開催になるのでやっと解ってきたのだけれど一般社会の道理に帰るまで軽い鬱に悩まされるのはしかたのないことなのかもしれない。家に帰って晩酌でもあおろう! って、・・・
それにしても絵描きは絵が売れないと悲しい。
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