この時期は 若いアーチストのための展覧会が多いようだ。新国立美術館では「未来を担う美術家たちDOMANI展」が開かれていた。長野県企画ではNext展が今日から伊那市の文化会館でひらかれる。わが飯田市も「若造展」が開かれていて、熱気がそれとなく伝わってきた。なかなかの評判のようだ。若い人の展覧会はやはりアートについての考え方が実直でわかりやすいから楽しめる。
大きく2つのカテゴリー分かれていると考えられる。ひとつは優等生として方法論を定めている人たち、もう一つは 方法論にこだわらず自分の中の何かを出そうとしているひとたち。どちらも今の自分を見つめようとしている。
それから以前より、油絵の具、顔彩絵の具を使用した作品がなくなってきたことに気が付く。おそらく、そんな高価な絵の具を使ってはやっていけないのだろう。
そのため色が鉛筆だったり単彩の水彩だったりして シンプルで爽やかで(たとえ人間の内面を抉るような絵であっても)美しい。
どうも大きな展覧会にあるような、洋画、日本画、彫刻の世界は終わりつつある。そんな空気を飯田のような地方都市でも感じてきた大人がいるようでなんかうれしい。
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