この季節はいろいろな花が一斉に咲くが・・・。
こ花を描くという思いは今まであまり抱いたことはなかった。 ここ数年前から両親が育てている芥子の花を見たらその不思議さについつい描く気になった。「その不思議さを伝えたい」との思いだけで描いてみた。しかしそのストレートの思いがなぜ絵にならないのか不思議だ。どうしてもこれでは写生の域だ。
私は今まで具体的なものを描くということを嫌ってきた。仕上がりの段階でいつも自分に嫌気がさしてしまう。ものの見方に自分なりの工夫や強い思いが構築できてないからか・・・?通俗的な感じになって面白くないのだ。
とは言っても世の中には具象系の絵でいい絵がいっぱいある。そういう域に達するには作家の解釈 またはくせが(生き方みたいなもの)相当あって 傍から見ると 面白いということになる。
しかし自分ではたぶん解らないことだろう。だって、自分のダメな部分をどうやって自分の中で許していくかという 結構つらい戦いの中のあがきなんだから。 「どうですか、面白いでしょう!」なんてとても言えない。
その戦いは私たちは美術史の中でゴッホとかゴーギャンで見てきている。
なんか、もっと違った先が真っ暗な戦いではない方法を探している私は 非具象的な表現で 自分をギシギシ追いつめるのではない表現の世界の可能性を夢見ているのだが・・・・・・・・・・・・・・
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