2015年6月20日土曜日

いい絵とは何だろう

この間 大きな回顧展的な展覧会に行った。外国に長く住んで地元に溶け込んで制作してこられたらしくとても落ち着いた生活態度を感じさせる作品群であった。実力もとてもある作家で若いころからいい作品が並んでいた。ゴーギャンふうの油絵たち、版画。そして、戦後の現代美術的作品。今は現地の文化に融合した独自の境地。それに彼を慕う地元の若い作家たちの作品。いい展覧会と思った。
しかしへそ曲がりの私は昨日あたりから、今少しの物足りなさを感じていたのに気が付いた。・・
なんだろう?作家の生きる姿勢、上手さ、美しさ、とても、まねのできないエレルギー。恐れ入ることばかりなのに・・・
アートは自分の生き方の表現とすれば、元の生き方の部分で見る側と全く次元が異なればその表現によほど惹かれない限り語りかけてくる言葉は外国語だ。
例えば バスキアを昔見たとき何かを感じた。若冲もそうだった。どちらも作家の生き方は全く知らなかったのに強烈なメッセージがあった。(その後どんな人だか調べたのだが)
天才と言ってしまえばそれまでだが・・・絵の力はたとえ外国語のようにチンプンカンプンでも一番重要な人間に生きることに関係する何かに触れていれば一気にインスピレーションが波動する。
そこを考えると彼の展覧会は私に強く刺さることはなかったということか。
ああアートは怖い
この言葉が私にも向いているんだから。

2015年6月18日木曜日

南信州交流アート展いん渋谷

15日月曜日には、表題のグループ展が東京渋谷で開会した。委員の今村由男氏と日本画家の小池誠氏と共に車で上京、なかなかの楽しい旅になった。
渋谷の会場『アートギャラリー道玄坂』には5時を回ると立錐の地もないような人出であった。しかも関係者ばかりなのに。主催者の企画に驚くばかりであった。また、都会で活躍している牧内氏や宮島さん、樽沢君、細井さん、南島さん兄弟、前沢さんらに久々に会えたのはなんともうれしかった。方向はそれぞれでも同時代の意気を感じて頑張ろうと感じざるを得なかった。こんな交流も時々はいいもんだ。委員の前沢氏に改めて感謝。写真はオープニングであいさつする渋谷区長、ずいぶん若いんだな~。
翌日は同乗の今村氏、小池氏と共に川崎の岡本太郎美術館をなんとか訪ねた。いい美術館だったが ナビが古かったために行きに、羽田に行ってしまったのは、ご愛嬌・・・珍道中。

2015年6月2日火曜日

花ー(バラ)

なかなか雨が降らなくて野菜の値段が上がっているそうである。
しかし雨が降らなくていいことはバラの花が長く楽しめることだ。今年で2回目のバラシーズンになる私にはちょっといい気分でいられる。
多趣味の知り合いについ自慢したくて私の庭の写真を見せると褒められた。嬉しくなったがついでに彼のバラも見に来るように誘われた。
 昨日彼の家を訪ねてみると いやはや素晴らしい!。
その道はどんな分野でも深いものだ。・・・
これから大変な手入れや 管理 を山のように覚えてやっていかなくてはならないこともよく知った。
私には不向きかなと弱気にもなってしまった一日であった。
左は私の庭のバラで、右は知人宅。