2016年5月24日火曜日

メトロポリスに展示

飯田市知久町のカラオケ屋さん「メトロポリス」 http://www7.plala.or.jp/karaokecity/に私の作品5
点展示することになりました。期間は7月20日まで。
オーナーが多彩な方で このロビーはいろいろな個性を主張するものが溢れている。凝りに凝って収集したのだろう ほんとに楽しい空間だ。
そんな壁に私の絵は合うんだろうかと思っていたら なじんでびっくりした。
カラオケ屋さんだから私の絵には触れたことのない方ばかりだろう、期待してしまうな~
飯田のような小さな街でも意外に人の関係はセクション的だ。興味のない世界にいる人々は 違う世界に顔を出すことは以外にないのだ。・・・
私は今回の展示に10年前の作品を1つ出しました。原点回帰の一環です。半円形の『altare』という作品ですが、思いのほか作風が古くなくちょっと安心しました。皆さんはどう感じられるでしょうね・・・
それから、もう一つ、の視点なんですが 現在阿智村治部坂のミュー美術館にも個展を開催中です。たまたま期間が重なってしまったのですが、都会の中にある林正彦作品自然の中にある林正彦作品、どんな感じ方ができるのでしょうか?もしよろしければご感想を聞きたいものです。

2016年5月22日日曜日

新緑の美術館


 なんと気持ちの良い季節なんだろう。
ここのところの晴天に恵まれて、個展はとてもいい雰囲気の中開催となった。
もう、7回目なのか8回目なのかさえ覚えていなくなってしまったのだが、私にとってはとても意味のある美術館だ。
1998年完成以来 静かな自然に抱かれた空間で 何にも代えがたい時間が流れている。が 不思議なくらい客が少ない・・・。
まあ、そこを良しとして 意味があるのだろうが 美しいバックグランドミュージックを聞いていると悲しくもなってしまう。美は悲しいものなんだ、だなんて 誰かいっていたな~。
庭のズミ(桷)が満開であった。リンゴの花のようなかわいい花だ。

2016年5月18日水曜日

ミュー美術館の個展

南無展で経験した現実対応路線による精神的ギャップ(大げさな言い方・・)を 田植えに没頭するすることで 少し自分を取り戻したような気になっている。・・・格好つけた言い方をしてしまったが、要はギリギリした頭をいつもののんびりペースに戻しただけだ。
さて、明後日からは阿智村浪合治部坂高原にあるミュー自然美術館美術館での個展である。ここ2年の作品を展示して自分を見つめ直してみようと思う。
今自分の中に二人の人物の生き方に惹かれるものがある。
先日の南無展に来ていただいた方に「モランディについてどう思いますか?」と問われたのだ。私は、いま挑戦している抽象画の第一歩があのモランディの静物にあるように思っているから 何かあの一言が急にモランディの大事さをを思い出させてくれた気がした。
もう一人は ウルグアイの元大統領ムヒカ氏だ。カネがいつの間にか自分を変質させてしまう。もちろん地球規模でその現象は進行していて 自分はその中にいるのかよくわからない。経済的自立して生きることは幻想なんだろうか?家族を守るには少しはお金を持たねばならないし・・・・。

それから、リーフレットはないが 飯田市内のメトロポリタンというカラオケ屋さんのロビーでの作品展示も23日から7月中まであります。
こちらはやや昔の作品を展示して 原点を思い出そうかな・・客層が今までと違うので自分には勉強になると思う。
最後にもう一点。
今朝 高校の同級のジャズピアニスト美山氏が今朝電話をくれて 金曜日20日のコンサートに作品を展示させていただけることとなった。場所は飯田市上郷の喫茶店ビーバー、7時から。乞うご期待。どんな空間になるんだろう、音楽は 絵にやさしい。

2016年5月7日土曜日

地元ギャラリー 南無の3人展終了

5月の素晴らしい天気に恵まれて 南無の展示が終わった。正直なところへとへとである。
 隠里のような自然豊かな立石のなのに 新緑に包まれて絵に描いたようなのどかさの中にいたのに・・・
この画廊のテーマは「売る」で それについて私は納得ずくで臨んでいたのに なんとも渋ーい現実の痛みを感じた。知人や友人に少々作品を買っていただいて天にも昇る気持ちになったものの いつの間にか自分の心の中に「もっともっと~」と思う心持が生まれ 来る人々の心を一生懸命読んで 読んで あげく夕方には徒労感でゲッソリ疲れてしまったのだ。毎夜 やけ酒気味であった。
そんな中で最終日に訪れた若い家族に私は救われた。小学生くらいの姉妹2人がお母さんと私の絵【マネー経済考】(写真の)を見ながら頭を横にしたりして「こう見ると○○見たい。」「そうね」「ねーちゃん、わたしは△△にみえるよ!」「これは家計を示すグラフのようで ここのとこが食費、でここがお父さんのおこずかい・・」というような楽しい会話を耳にしたのだ。たわいもないがなんて豊かな時間があったことか!
ああお金じゃないよ!絵の良さって!
売ることをテーマにしていても 絵の第一義を見失ってはいけない。そうでないと救いはないよ。