5月の素晴らしい天気に恵まれて 南無の展示が終わった。正直なところへとへとである。
隠里のような自然豊かな立石のなのに 新緑に包まれて絵に描いたようなのどかさの中にいたのに・・・
この画廊のテーマは「売る」で それについて私は納得ずくで臨んでいたのに なんとも渋ーい現実の痛みを感じた。知人や友人に少々作品を買っていただいて天にも昇る気持ちになったものの いつの間にか自分の心の中に「もっともっと~」と思う心持が生まれ 来る人々の心を一生懸命読んで 読んで あげく夕方には徒労感でゲッソリ疲れてしまったのだ。毎夜 やけ酒気味であった。
そんな中で最終日に訪れた若い家族に私は救われた。小学生くらいの姉妹2人がお母さんと私の絵【マネー経済考】(写真の)を見ながら頭を横にしたりして「こう見ると○○見たい。」「そうね」「ねーちゃん、わたしは△△にみえるよ!」「これは家計を示すグラフのようで ここのとこが食費、でここがお父さんのおこずかい・・」というような楽しい会話を耳にしたのだ。たわいもないがなんて豊かな時間があったことか!
ああお金じゃないよ!絵の良さって!
売ることをテーマにしていても 絵の第一義を見失ってはいけない。そうでないと救いはないよ。
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