2020年12月4日金曜日

21th 現代の創造展について(書)

 あと土曜日と日曜日の2日になった現代の創造展、書について私の意見をここまで発信してきたがこの展覧会の構造的な問題に踏み込まないとなかなかすっきりした指摘にはならないと思う。この地域には多分2~300人くらいの書道愛好家がいるだろう。そして半分ぐらいの人が何らかの教室に所属して研鑽に励んでいるのだと思う。お教室は大小数十あって、この展覧会に興味のある先生の教室は10個ぐらいあるのかな。(極めてエグイ言い方だけど)きっとそのグループ間はあまり仲は良くなく この展覧会に出品する作家を選出するにあたって話し合いは行われない、したがって慣習でグループ別に 「あなたのとこは3人、私のとこは5人・・」てな具合に決めて「和」しているのだろう。それからこのグループ(=お教室)での序列の上位者を年ごとに多少入れ替えて出品している。その結果 書の修行を積んでいるが師の教えを出て自分の作品にしている作家はいなくなってしまう。ただうまいだけで 今一つ何かが伝わらないのだ。

組織の悪癖と言わざるを得ない。

下の写真は現代の創造展の書の展示と障害者施設の書の展示です。


ひとつの改革はあるべきなのに組織構造が何層にもフィルターになって言いたいことが伝わらない!

まるでPCR検査が進まなかった医療の構造にも似てはしない?

責任回避の多重構造。

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