勤めている会社の健康診断が数日前あった。この歳になると悪いところばかりなのでとても憂鬱な日だ。とりわけショックだったのは2キロの体重増だ。・・若い女性じゃないんだからそんな感想ないだろう、と思われるかもしれないが、事実そう感じた。(肝臓値や血糖やもろもろの問題を背負っていたとしても・・)
夏まで個展やグループ展が続いたから少しゆっくりしようと思ったとたん全く意欲が減退してしまった、と言う話は前々回書いたがそれが数値になって表れた訳だ。
忙しさから開放されたら心が喜ぶかと思ったら以外に空虚な日々だった様に思える。夕方ワインのビンに手がでるし 食べる量も増えた。 散歩もあまりしなくなってしまった。どうも動物園でボサーッと寝ているサルのように目がとろーんとしてきていたに違いない。
意欲とは 心の中のコンプレッサーがイロイロ集めて圧力を高めていくのに似ている。そして高まった圧が体を動かす。体を動かすのはカロリー計算できるエネルギィーだけとは限らないのだ。
そこで 『イロイロ集めて圧を高めるコンプレッサー』を考えたい。このごろの私の場合 2キロ増⇒動物園の毛の抜けかけた太ったサルの黄色いトローンとした目のイメージ⇒自分の虚しさ⇒何とかしなきゃー⇒散歩しよう!。と言った具合か・・・
昔 親戚の子が登校拒否になったことがあった。自分の部屋から出るのも辛いようであった。彼の意欲はどう回復して言ったのだろうか・・・クラスの子とのもめごと⇒友人たちから孤立⇒孤独感⇒受験の失敗⇒絶望感 ホントに辛そうな日々であったようだ。2年近くの時を経て彼は美容師の学校へ自分の意思で行った。【何とかしなきゃー】が育ったのだ。そして今は美容師として意欲に溢れた暮らしをしている。
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