ギャラリー風蘭にて個展が始まった。ここしばらく飯田から外に出ることが少なかったので展示が終わると急に小旅行気分に襲われた。昨日までの鬱がうそのようだ。ギャラリーオーナーの吉田さんの暖かなおもてなしこころと 心配だった個展としての展示が何とかなったからだろう。
初日あさ 『そうだ!海を見に行こう』と出かけたら 一番に会場に来られた客から電話をもらうこととなってしまった。あわてて画廊に向かったがもう帰られていた。
午後 とても丁寧に見ていただける客ふたりに出会えた。個展をする喜びの大きなひとつだ。地元浜松のかたで一人は作家 もう一人は普通の(作家ではないという意味)ご婦人(むかし油絵をちょっとだけやったことがあるといっていた)。実はこういうプロではない愛好家にいっぱい来てもらえて感じたことをいっぱい話してもらいたい。新鮮な言葉が私をはっとさせる。それが嬉しいのだ。
さて 作家の方には『キーファーお好きですか?』と聞かれた、
が私はその作家を知らなかった。たぶんこうなると話が上手く進まないのだが 今は便利だ。スマホをさっと出して画像をすぐに見せてくれた。『あ~ そういえば 10年ほど前に軽井沢のセゾン美術館ででかい鉛の作品を見たかな』と記憶が鮮明になった。ドイツの冷たい感じと妙な物質感がすきだった。
一時赤土から離れたいと思ったとき 私はこの作家の影響下にあったのかなーと漠然と思った。
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