ギャラリートークを昨日今日の2日間現代の創造展会場のコンテンポラリー部門で行っている。
なぜか多くの出品者は作品を展示するとあとは作品が語ってくれるからと、自作の前で語ることをしない。私はこの頃そうは考えていない。というのも自分の作品は 美術史上の名作のような圧倒的説得力はとても持たないだろうし、その名作だって、多くの才ある評論家が言葉を尽くして意味を定着させてきたのだから、・・自分はその意味するところをせめて自分の言葉で置き換えてみる努力はすべきではないだろうか、と考えるのです。
そうして参加者を募ってやってみたら、若手作家が(写真の中の葉脈=Vineという作品、松井のの子さん)が堂々と自分の中から作品が生まれる動機を語ってくれた。 とてもみずみずしく、感動を呼んでいた。多分この話を聞いた人はこれから先のの子さんの作品に触れたら必ず彼女の世界に入っていってくれるだろう。
より多くの皆さんにギャラリートークを聴きに来ていただきたい。美術の形も変化してきているのだ。
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