暑さに負けてダラダラと過ごす夏も 百日紅が咲くといよいよ緊張感が漂い始める。展覧会の季節の始まりだ。
早速明日からは 高校時代の美術班3人組の展覧会が始まる。この展覧会はなぜか心がざわつく思いを消せない。なぜか?・・・18歳の我々は『芸術家』を目指さし石膏室にした。そして、芸大受験、浪人生活、・・・その辺りから少しづつ方向性が異なっていき、芸大生を経て、陶芸家となった樽沢。プロの技と迫力を感じさせれくれるに違いない。
信州大の教育学部を出て、教師の道を歩んだ手塚。落ち着いた日々の暮らしの目線からとても美しい絵を見せてくれるだろう。
私といえば なんとか美術に食らいついていこうとイタリアに学び、その後工場勤めをしながら土の絵を描き続けた。現代美術のジャンルと言っていいのかその道はなかなか食っていくのに険しくて 中途半端そのものだ。
40余年を経て一同にそれぞれの作品を並べるということは、取りも直さずそれぞれの歩んだ道を公に発表しあうということなのだ。
そして、終着点ではなく、至らないところを感じあい、自分の道を進み続けなくてはならないのだ。・・・それはどうしようもないことだ。
「そんなことはわかりきっているよ!」と二人に叱られそうだから、そっと自分で決意して 鏡を見た今朝だった。
小池です。「アートをめぐる三人展」を観させていただきました。いつもの調子で気楽に批評してすみませんでした。正直に言える程に林さんの作品はすごくなって来ています。小品も大作もずっと洗練されて来てとても刺激を受けました。たいした物です。大作の画面全体から受けるインパクトがとても強くなり「うっ」と思いました。良かったですよ!益々のご活躍を期待しています。
返信削除ありがとうございます。林正彦
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