毎年有楽町で開催されている展覧会の関係者に推薦をいただき 首記の展覧会に参加してきました。場所は韓国の珍島というところで今月21日から27日まで開催されています。
私にとり韓国は初めてのお国、いったいどんなところなんだろうと急に気持ちがざわめいていった。
ネットで調べても あまりいいことが書かれてないページが多い・・・。とにかく行ってみよう、百聞は一見に如かず。
珍島はインチョン空港からバスで6時間 なんとも長旅である。というのも飯田市を朝4時半に出て、成田 インチョン そして珍島 着いたのは深夜1時近かった。珍島とは朝鮮半島の南西の端にある島で3~4万の人口の郡である。悲しい話だか昨年セオル号の沈没で多く亡くなった高校生が修学旅行で向かっていた島と言えばピンとくる方もあるだろうか。ほかには豊臣秀吉の朝鮮出兵に登場する海戦の島。
着いたその日からこの展覧会の企画者たちに(珍島郡 珍島芸総)温かく迎えていただいた。全くハングルは読めもしないし話もできない私たちに空港までバスで迎えに来ていただいたのだ。そのバスには札幌から来た作家たち数名と中国の作家たちも一緒だった。途中で食堂により 皆で韓国飯をいただいた。初めて味わう料理でどう食べていいのかさえまごつくありさまだ。でも魚を皆でつつく間になんか和らいだ雰囲気になっていったのはとてもありがたかった。
翌日会場で展示を行い、夜は前夜祭の宴であった。中国、韓国、の人々に交じって沖縄の方々もいた。話を聞けばあす、『死に関わる舞踏』というテーマで モンゴル、満州、珍島、沖縄ラインの民族の葬式に関するの舞踊のステージが用意されているのだそうだ。
この壮大な文化行事に驚くしかなかった。こんな小さな郡が国際交流展を開催し 同時に死生観をテーマに国際ステージを開催するなんて!
夜キムチ鍋を前に私たちは言葉も通じない中国や韓国の作家たちとただただ目を見つめあい 肩を組み、乾杯を繰りかえしたのだった。
そしてとてもいい満足感を味わった。韓国の人たちの心のこもったお・も・て・な・しに感謝しながら 日本のネットの状況は違うなと思った。
2016年10月25日火曜日
2016年10月10日月曜日
鯖寿司祭(伊豆木八幡宮)
私の生まれた飯田市伊豆木には秋鯖の寿司を鎮守の神様に奉納するお祭りが昔からある。若いころは故郷のことなど関係ないとか思ったりもしたが 中年を過ぎたころからはその考えも大いに変わってきた。赤土に出合ったころからであろうか,わたしの挫折も大いに関係するか、ともあれ尊い流れの中にいるような気がしている。
その祭りに氏子の総代として去年 今年と2年お手伝いをしている。写真はその祭りで 奉納した鯖寿司を取り分けて直会で頂こうとするところである。
この山中の里でなぜ鯖なのか?とお思いになろうが、なんと300年あまり続く伝統なのである。小笠原屋敷がここ伊豆木にはあるのだが、そこのお殿様が京都より伝え 郷土の行事食となったそうである。秋祭りのこの日、伊豆木の夕食はどこも鯖寿司を作り近隣の親せきに配り そして大いに食するのである。・・・眉唾系の話と思うが 昔はこの時期愛知県の岡崎の浜では鯖の値段が跳ね上がったそうだ・・・。
我が家の年老いた母も3匹の鯖をチラシ寿司にして叔父たちに配って回ったようだ。(水を差すようだが、我妻と、娘は青魚アレルギーのため決して口にはしない・・まあそれも伝統の中であろう。)
この直会には 県の無形民俗文化財ということでテレビや新聞の取材の方々が来てくた。素朴な氏子総代の私たちは妙にハイテンションになり 寿司よりお酒が大いに弾んでしまった。
その祭りに氏子の総代として去年 今年と2年お手伝いをしている。写真はその祭りで 奉納した鯖寿司を取り分けて直会で頂こうとするところである。
この山中の里でなぜ鯖なのか?とお思いになろうが、なんと300年あまり続く伝統なのである。小笠原屋敷がここ伊豆木にはあるのだが、そこのお殿様が京都より伝え 郷土の行事食となったそうである。秋祭りのこの日、伊豆木の夕食はどこも鯖寿司を作り近隣の親せきに配り そして大いに食するのである。・・・眉唾系の話と思うが 昔はこの時期愛知県の岡崎の浜では鯖の値段が跳ね上がったそうだ・・・。
我が家の年老いた母も3匹の鯖をチラシ寿司にして叔父たちに配って回ったようだ。(水を差すようだが、我妻と、娘は青魚アレルギーのため決して口にはしない・・まあそれも伝統の中であろう。)
この直会には 県の無形民俗文化財ということでテレビや新聞の取材の方々が来てくた。素朴な氏子総代の私たちは妙にハイテンションになり 寿司よりお酒が大いに弾んでしまった。
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