埼玉近代美術館で開催されていたCAF.N展は20日の日曜日で会期が終了した。片道300キロの道のりは遠いと言わざるを得ない。撤収作業も早々に帰路についたが帰ったのは夜10時過ぎであった。疲れた。
ただこの時期は伊那市~諏訪~韮崎あたりまでの紅葉は息をのむように美しい。思わぬ紅葉ドライブにとても得をした気にも毎年なるのだ。
さて、そんな長旅をしてでも展示を繰り返しているのは この展覧会がなかなか質が高く 見ごたえがあるからだ。この2~3年世代交代かなと思っていたが若い作家がだんだん力強くなったように思える。しっかりした作品を作っていかないと置いてきぼりになってしまう気がする。気を引き締めなくてはなー。
でも作品とは不思議だ。昨日は知人に紹介されて とある個展を見に行った。作品は小品がほとんどで作家の内的イメージを作品にしていた。ほんの些細な思いやいたずら描きを水彩的な(アクリルカラーや墨なども使っていたが・・)表現で にじみなども使い繊細な絵たちであった。それはなんか日記のようで気張らないやさしさが感じられた。作家の寂しさなんかも滲んでいた気がした。
一方 CAF.N展の作品達は大作で 美しかったり、カッコよかったり、問題提起的作品だったりで すばらしいんだけど この作家の個展のような安心感や、作家の人生の中にある寂しさのようなものはないので この2つの流れは相いれないものなのかなと思ってしまう。兎角この作家のような作品発表は注目されにくく 個展などで 親しい間柄のみによって支えられているのかもしれない。
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