先日飯田創造館で表装画展があった。久しぶりに見たこの展覧会、かつてのちょっとカビっぽい書画骨董的展示がとても明るくなってアートな感じ、好印象。
さて、その中に中村壁の土を使って額をつくりそこに遺墨が飾られた作品があった。あの独特な色が味わい深く遺墨とマッチしていたと思う。昨年 僕の行きつけの床屋さんが新築に際し玄関の壁を中村壁で仕上げたと言ってくれた。見せていただいたがとてもシックで、うれしかった。こんなふうにあの中村壁が 現代に復権してくれると感慨深い。みすず設計の松下氏もいろいろと再生に取り組んでくれていて心強い。(喫茶店 五反田、瑠璃寺など。) 左官の勝野氏、南信州新聞の村澤氏とともに幻の中村壁を探して研究したあのころのことを懐かしんでしまう。
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