久しぶりに朝日にあたりながら風景画を描いた。何年もこんなことはしたことがなかった。手塚君と冬休み中に描きに行こうと前に(たぶん話の勢いで)決めていたのだ。二十歳のころ彼とウイスキーのビン一本抱えて三浦半島の岬の先にスケッチに行った時のことを思い出しながら 『よし、また行こう!』と合意したのだが 始めてみるとなかなか思うように絵が描けない。だいいちヴュウポイントが定まらない。人目に触れるようなところでは落ち着かないし日陰では寒すぎる。その点手塚君は描き慣れているのか 割と早くに場所を決めたようだ。わたしはなんとなくその近くに陣取った。小一時間ほど山間の風景を水彩で描いた。そして程なく集中力が切れた。なんか散漫なままだ!
手塚君はまだまだやるぞ といったオーラを出しているので わたしは仕方なく散歩に切り替えてしまった。彼は風景画がすきだ、と感心しながら・・・
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