飯田市の美術博物館で毎年3月おこなわれる現代の創造展については何度か書いてきた。いろいろな考え方生き方の中で発表される作品なので否であろうはずがない。だが、今を生きている人間に何かを語りかけているだろうか?何か新鮮なうったえかけがあるだろうか?感覚の世界なので理論的には進められない話だが私にはそれを意識している作品は少ないと思う。アートはそこが大事なのに。水戸黄門の印籠のような予定調和の作品が多すぎるのではないだろうか。飯田人のリスクを回避する保守性を感じて少し苛立つ思い・・・
さて そんな思いをいだきながら何人かの来年度出品予定者と展示場所を見てまわる。美博のロビーは柱が多くて空間感が限定されている。うまく遊べると楽しくなるのだが、やたら限定的な展示を要求する管理者たちや鑑賞者がいて嫌になってしまう。まあアートはそこのせめぎ合いも表現の一部でもあるのだが。
無理解な人たち90パーセントでも3パーセントの共感者があればそれは『良し』だ。
だが 公共の展覧会としては批判は受けるかもしれない。
弱気になってはいけないぞ!みなみなさま。
写真はこの時期東京の有楽町の交通会館で開催中の新耀展です。そんなにガツガツした作品がなくて私は好きで毎年参加している。比較的年齢層が現代の創造展に似ているが、やはり少しおしゃれかな 作品が・・。
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