今年の冬は 雪も少なく比較的晴れた日が多い。暖かい午後にはきこり仕事が何ともうれしいということは以前にも書いた。この頃 元アルピニストのきこり氏と出会いその奥の深い技術の一端の教えを受けた。自称きこりの私は恥ずかしい話だが実はチェーンソーの歯もまともに砥げなかったのだ。でも今は違う。名刀を手にした剣客のようにばっさばっさと木を切ってしまうのだ。
その元アルピニストのI師は私よりいくつか年上でとても自然体のおおらかな人であった。冬の陽がたっぷりあたった斜面で切り株に腰をおろし話すロッククライミングの話はなんとも興味が尽きなかった。山が好きでこの仕事を長くしているそうだ。町で会うスマートでぎすぎすした感じの人とは180度異なった人でとても落ち着いた気分になった。
さてさて、そんな経緯でことしもまた薪をしっかりつくろうと山に出かける日々だ。ほんの2時間ばかり体を動かすと すーっと心が落ち着いてくる。あー思い起こせば19のころ受験勉強のストレスもこの斜面で解消したなー。
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