雑念の中で私の「平面領域展」が始まった。自分の思いを突っ込んで突っ込んでいくことがひとつの方向性といつごろからか思い込んでいたが、空回りしてるな、ともうすうす思っていた。今年の春ころからのコプトシリーズが転機になってほしいなと考え今回の展示に臨んだ。
明るくなった、とか言い切りができたとか、嬉しい評価をもらえてとても喜んでいる。それまでは全く筆が進まなかったんだから天と地ほど心持は変わってしまった。
実は 「これらの絵は ある到達点に来ているから筆を入れてはならない」という思いもあった。自信もさしてなく、昔からの思い込みで(描き込まなくてはいけない)不安ばかりの日々が展覧会の前一ヶ月間続いた。
まあ、__『ごちゃごちゃと黒くなるほど手を入れれば思いは表現できるんだ』という思想は間違えである__肝に銘じたいもんだ。
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