また これは一般論だが今の50歳か~60歳の世代の次の世代はいろいろな組織にあまり組みしようとしていないと感じる。例えば隣組の自治会とか 農業関係の組織とか 公募団体、わたしもこれらの組織の持つ意義には若いころから抵抗してきたが いよいよこの頃はそれさえ考えず参加などありえないという世代になってきたように思える。
言葉は 母から教わり 気がつけばその母とも口論が出来るほどになる。しかし他の表現方法は習得に苦労がいって、ピアノや歌などは先生につかなくてはなかなか身につかない。工芸の技術もそうだろう。所謂弟子入りの形態だ。しかしこれは人間関係がとても濃厚で精神的には中世的修行なので技術こそ素晴らしいが今はあまり考えられない。学校がそれに代わった。師弟の関係も少しは距離が保たれ 女性も進出できるようになった。しかし組織化がおこり
平面領域展:犬塚邸会場 |
ここでデジタル世界の登場である。もう初歩の人も仰ぐべき師がいなくてもパソコンさえあれば何か出来る、ということになった。下積みという概念は無くなったかもしれない。一人でしかもオリジナルの世界を作れるとしたらめんどうな人間関係に首をつっかまなくてもいいというわけなのだ。
私には このデジタルの世界がまだまだ外国語なのでここで世界を作るということはマズない。今まではむしろ批判的にアナログな絵(土の絵)を描いていた。だが、これからは身近に考えていかなければいけない世界になっていく。・・・平面領域展原隆夫氏の虹色に輝くCDの作品を思い出しながら考えた。
0 件のコメント:
コメントを投稿