”現代の創造展コンテンポラリー”投稿の続きですが、一人の作家について書いてみたい。
数年前50人展という展覧会に関わったとき 彼の平面作品に出合った。オレンジ色の抽象画で黒い線がマスクメロンの模様のように入ったクールな作品だった。
コンテンポラリーの参加者を捜していた私は声をかけて参加してもらったのだ。
しかし準備の間は病気になって 弱気な電話をもらったりもした。なかなか難しい出足だった。
第一回の彼の出品作は 最初見たものとは変化していて ふしぎな人物が登場し 星や雲がちりばめられたインスタレーションであった。私は?な感じであった。
次の年は 病欠・・・。
去年は 復帰し ロビーの中央にある倉庫の上のスペースをすべて使ってのインスタレーションをしてもらった。ブルーに塗られた箱には星が描かれごろごろ置かれていた。 ソファが置かれていて何か部屋を感じさせ 一つの空間なのかなと思った。ギャラリートークを聞いたが理解を超えていたな・・・。
今年のものは 会場で見ていただければ、私が言葉を尽くすよりも明確なので、省きたいが 例の青い箱たちが透明なラップシートでくるまれていた。なんと丸2日間かけて黙々と設置したのだ。
正直言って私には?な作品なのだが 何か彼の素朴でピュアな心が現われだした気がして (生意気な表現で恐縮だが ) 作家が育っていると感じている。 この4年間の確実なあゆみではないだろうか。
そして このように 心の奥底の はだかの魂にちょっとでも触れられるのが アートなんだと思う。
今年も2月27日、28日午後1時半からギャラリートークを開催します。皆様のお出でを待っております。作家の生の声を聴いてください。
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