2014年10月24日金曜日

表現の現在展Ⅶ

美術評論家の赤津侃氏による企画展が明日から一週間 東京銀座のギャラリー風にて開催される。今回 私は会場に出かけられず本当に残念。一緒に展示される作家の方たちにはご迷惑をかけます。
今回の出品作品は地下をイメージしてやってみた。・・・多くの人にご高覧賜ることを願ってます。
ギャラリー風;郵便番号104-0061中央区銀座8-12-13豊川ビル4F

2014年10月20日月曜日

CAF.N仙台展

仙台に来たのは40年ぶりだと話していて気が付いた。18日はCAF.N仙台展のオープニングセレモニーが開催され久々に参加者たちと歓談した。一昨年以来埼玉近代美術館は耐震工事のため会場を仙台に移しての開催となっていたのだ。なかなか飯田からは遠く参加をためらっていたが、そんなふうにチジコマッテしまってはいけないと奮起して参加を決めた。
いざ行ってみると東京からは2時間であっという間、気が付けば飯田から東京が不便ということであった。
仙台の地には19才の浪人生の秋 美大受験勉強に嫌気がさして予備校後期の授業料を払い込まずその金でやみくもに旅行に来たのだった。それ以来だと思いだしたのだ。(確か後で父にシコタマ怒られた。)
今回の参加者の中の小谷節也さんはとてもユニークな経歴の方で話に吸い込まれるように聞いた。彼は1955年に19才でアメリカにわたり そしてニューヨークで美術教師として長年働いていたそうだ。白髪で白ひげで声がとても前に出る感じ、(よく日系アメリカ人のしゃべる声の感じかな。)とても誠実で 日本人どうしのような内容をなるべく間接的にしゃべろうとするところがないのでこちらも安心してオープンな気持ちで話せるし 聞ける、気持ちがよかった。戦後まもないころ東京でまるで浮浪者のような暮らしをしたこと、おばさんの住むアメリカに渡って教育を受けたこと、美術教師として生徒に慕われたこと 結婚のことなど 2次会の帰り 長い定禅寺通りを歩きながらきいた。「アートは道化なのだ。」という話を(中世のアレキーノ=道化は流れものたちでその地の支配者に帰属せず自由に批判し生きていた。)たぶん英語だったっらスムーズなのに日本語で話してくれた。 心にしみた。
今朝は足が筋肉痛、歩きすぎかな。

2014年9月29日月曜日

11月ワークショップを開催!皆様ご参加を

友人であり日本画家のT氏の勧めで 只今ワークショップを計画中です。内容は 赤土を使って抽象画を描いてもらおうと言うものです。そして第一歩としてT氏自ら 中学校の美術の先生たち対象にその教室を実践して 様子を見てもらいました。結果は楽しくて受けもなかなかとのこと・・
そんなわけで 私もいよいよ実践に向かうこととなりました。
写真はそのためのDMです。
11月23日(日)午後1時30分より 飯田市銀座のキング堂ギャラリーにて
ワークショップタイトル≪赤土を使って 現代美術にチャレンジ≫
副題…土をこねて 作ろう不思議絵!
参加希望の方は ぜひぜひキング堂にまたは私にお申込みしてください。(すみません、参加費3500円です)
まだまだ少し先ですが、ぜひともお友達を誘って参加を計画してくださいませ。お願いいたします。

2014年9月23日火曜日

チェロ奏者

ミュー自然美術館の今月の展示は名古屋の加藤幸雄氏だ。彼はとても人脈が豊かで とりわけ音楽関係の方々が友人なのでオープニングパティーは楽しい。先日はなんと平谷村のバンガローを借り切って行われた。私にもお招きがあったのでワインを一本抱えていそいそ出かけた。
豪華なディナーの後は彼の友人たちの音楽セッションで とても豊かな時を過ごすことができた。私は自分の絵と他の抽象表現の何かと合わせてイヴェントのようなことをやってみたいなとかねてから思っていたので とてもいいヒントになった。
自分の絵を前で茶道の茶をするとか・・・そして 今回思ったのがチェロ演奏。バッハの深い音はきっと中村ブラウンとうまく共鳴するに違いない!と。
いつかそんなチャンスができるといいな。

2014年9月6日土曜日

横浜トリエンナーレ

知り合いの展覧会を見に東京に出た。そして午後は久々に横浜でトリエンナーレを見物しようとみなとみらいに向かった。相変わらず駅周辺は空間的で美しく文字通り未来的。俗世のゴチャゴチャ感がなく気持ちいい。さて、会場に入ってみると なんとごみの山というエントランス。まあまあ!
この手の展覧会はほんとにいろいろな作家のいろいろな考え方に出くわす。戸惑いながら笑ってしまう。きっとこの感覚が面白いのかもしれない。作品に対して端から理解しようなんて考えてはいけない。自分流にとらえるだけだ。しかし、途方もなさ過ぎて漠然と見るだけになってしまう。散漫な感じは勿体ない。今回はキュレーターのボイスナビを借りてみた。なるほど説明があると鑑賞も一歩踏み込んで感じることができた。ただ、なんだ、そんなことかとがっかりしてしまうこともたまにある。それもたのしい。
映像作品はこのところ私の興味を引き付けている。今回はエリックボードレールというひとの映画。足立正生(映画監督)がベイルートの街のシーンにかぶせて山崎努ばりの低い声で語っている『あの熱い時代に・・・云々』 一瞬の緊張感が私の中で起こった。
そうだ、40年も前は 過去の価値観を覆すべくインスタレーションやハプニングという表現方法が採られた。それはお祭りではなく、むしろ戦いだったのだ。だからそれを見るときとても怖かった。無知 無自覚をその場で批判されるんじゃないかとびくびくしていて とても楽しむ感じになれなかったことを思い出した。パレスチナの不条理は今も変わりない、いやむしろ混迷は深まるばかり。自分の狭い世界だけで物事を判断してはいけない。と気づかされた。

2014年9月1日月曜日

草刈り雑感

今年は雑草がよく伸びる。何回草刈りをすればいいんだろう・・全く。うんざり感満載で 雨間を見ながら草刈りに出かけるこの頃だ。蒸し暑くて半分熱中症になりながらやった8月前半の草刈りに比べれば ずいぶん楽になった。ちょっとした日陰や水路の近くにはドクダミが密生していて刈っていくと気付け薬のようにいい匂いを発してくれる。ドクダミだなんてかわいそうな名前だ。もっと爽やかなネーミングなかったんだろうか。
妙な話だが 散歩していて田んぼの土手に雑草が高々と茂っていると(注:決して刈りたいとは思わないが。)なんか鬱陶しさを抱いてしまう。因果なり。
ニュースでエボラウイルスの話を聞くが昔見たアウトブレイクという映画を思い出す。あんな風に終結してくれればいいと思っているが だんだん患者が増えていくのは、恐怖そのものだ。それで連想するのもちょっといかがとは思うが、日本でもマダニに寄生する危険なウイルスが確認されたという。野で働く人間には嫌なニュースだ。また、南アルプスに連なる天竜川の東側は近頃 鹿が相当繁殖しているということだ。私も以前ブログに書いたが≪兵越し峠車脱輪事件≫の折 暗闇の中で光る眼をずいぶん目撃した。その鹿の繁殖によって、今度は吸血のヒルが里にも出るようになったそうだ。山に軽装で入ると危険とのことだ。いやはや豊かな自然というと穏やかで平和なイメージだが、人の手が入らないと すぐに過酷な自然が迫ってくる。戦いなのだ。
ああ~あ、そう思うと今日も長袖シャツを着て草刈りに行くか!

2014年8月18日月曜日

飯田病院の展示

東京の個展には酷暑にもかかわらずご来場いただきありがとうございました。率直なご意見や、励ましのお言葉を多くの皆様に頂くと 東京での展覧会の魅力はむやみには退けられないな、とも感じた今回でした。そんな感慨に浸って気が付けばもうお盆もおわり・・。
さて、9月からは小品展ですが 地元飯田の栗山会飯田病院の院内通路に展示をさせて頂くことになりました。 一か月ほどの展示となると思いますので、機会がありましたらご覧いただきたいとおもいます。なるべく多くの皆様に作品に接していただき、風景や花や美人画だけが絵ではないよ、と主張(?)してみたいですね。