2013年5月23日木曜日

浜松

ギャラリー風蘭にて個展が始まった。ここしばらく飯田から外に出ることが少なかったので展示が終わると急に小旅行気分に襲われた。昨日までの鬱がうそのようだ。ギャラリーオーナーの吉田さんの暖かなおもてなしこころと 心配だった個展としての展示が何とかなったからだろう。
初日あさ 『そうだ!海を見に行こう』と出かけたら 一番に会場に来られた客から電話をもらうこととなってしまった。あわてて画廊に向かったがもう帰られていた。
午後 とても丁寧に見ていただける客ふたりに出会えた。個展をする喜びの大きなひとつだ。地元浜松のかたで一人は作家 もう一人は普通の(作家ではないという意味)ご婦人(むかし油絵をちょっとだけやったことがあるといっていた)。実はこういうプロではない愛好家にいっぱい来てもらえて感じたことをいっぱい話してもらいたい。新鮮な言葉が私をはっとさせる。それが嬉しいのだ。
さて 作家の方には『キーファーお好きですか?』と聞かれた、
 が私はその作家を知らなかった。たぶんこうなると話が上手く進まないのだが 今は便利だ。スマホをさっと出して画像をすぐに見せてくれた。『あ~ そういえば 10年ほど前に軽井沢のセゾン美術館ででかい鉛の作品を見たかな』と記憶が鮮明になった。ドイツの冷たい感じと妙な物質感がすきだった。
一時赤土から離れたいと思ったとき 私はこの作家の影響下にあったのかなーと漠然と思った。

2013年5月15日水曜日

ギャラリー風蘭

来週の21日(火)から今月いっぱい浜松のギャラリー風蘭にて個展を開催いたします。昨年の夏から今日までの作品やく20点ほどを展示します。
この画廊のオーナー吉田さんとは三遠南信展で十年来お世話になっている方です。なかなか浜松方面には出かける機会がなくはじめての個展となります。またいい出会いが出来ることを期待して 展示の準備を進めています。ぜひおでかけすださい。
尚 26日日曜日は画廊がお休みです。ご注意を!

2013年5月6日月曜日

立石の南無祭

地元立石の三人展が昨日終わった。正直 売れ線の作家といっしょの展覧会はつらい。なぜかを事細かに書くのも勘弁・・・
しかし、ギャラリーオーナーや地元の協力スタッフたちとの交流は実に楽しい。打ち上げには音楽家K氏を初めノリのいい人たちが夜遅くまで会を盛り上げてくれた。この楽しさがこの展覧会への参加のいちばんの理由なのかもしれない。日本画のM氏も加わってくれ近況を伝えてくれた。女子美の准教授にこの四月からなったそうだ。昨年夏に会ったときはバイトが忙しく平均睡眠時間が二時間だといって辛そうだったが もう安心だ。
さて自分のこととなると なかなか報告できることもなく(強いて言えば 定年退職で時間が少し増えたことか?)残念だったが 彼に今回の絵を褒めてもらえて嬉しかった。頑張って続けていくことが大事なんだ、と改めて自分に言う。実はこの半月ほどの低温や霜の害で この地の特産物である柿が全く花芽をつけず全滅との事であった。柿の収入がゼロになってしまうのだ。そんな苦難を背負いながらこの展覧会やギャラリー南無祭を盛り上げていただいた地元の方々のことを思うと 自分の絵が売れなかったとうらぶれてはいられなかった。