2015年4月2日木曜日

桜満開近し農事始まる

春の日差しは目に見えて強さを増している。本当に戸外は明るいし暖かになった。絵の仕事は部屋の中なので、どうも暗いような鬱々な感じ。それに引き換え田畑での仕事はまぶしく晴れやかに思う。近くの人たちは野で働き始めたようだ。トラクターの音が響く。引きこもりのような後ろめたさがわが心には巣くっていて素直に外に出てみようとなかなか思えない。・・。
飯田の大宮あたりの桜の花も咲き出したようだ。私の家はやや標高が高いので、今梅が満開といったところである。
さてさて、そうは言いつつも、わが家でも稲の作付けに取り掛からねばなるまい。来週末に籾蒔きをするために籾の消毒をする。籾を希釈した消毒液につけるのである。理由を年老いた父に聞くと「ばか苗病予防」とのことであった。ばか苗病。。。どこの世界にもばかは居るのだな。
農協から買ったこの籾は昨年の稔りの時 感染している可能性は十分あるのでしなければならない予防のようだ。( PCで調べた。) 全く知らない分野での話だけに 知ったかぶりして夕方 妻に話してみた。『ばか苗病というのは 菌が稲に感染し 種籾が発芽するとき ジベルリンという物質を発生させその籾の成長を狂わせるんだそうだ!』 すると妻は『ジベルリンって 種無しブドウを作るときに使うやつだよね』といった。わー!絶対知らないはずと思っていたのに。でも、怖い病気だとリアルに悟った。
 後で 『何で知っているの?』 と妻に聞くと 昔林真理子の小説に出ていたとのことであった。

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