2015年9月14日月曜日

土蔵

 
 
 
赤土講座で「自分の中を見つめて言いたいことを見つけ出しましょう」なんて言ったら受講生の一人に「訳わからないです。」と言われてしまった。
確かに「自由に描きましょう」とか、「自分に素直に!」なんていきなり抽象的なことを言われても 具体的に手は動かなくなってしまうのかもしれない・・・
困り果てて1日目の帰り道 土蔵の解体現場に出くわした。
そうだ!わたしは土壁が好きで あの感じを表現したかったんだ。絶対忘れてはならなかったを思い出した。
あの土の厚み、色の深さ、造形の圧倒的な存在感。トーンの味わい・・・
思わず写真をバシャバシャと取り始めていた。
もし、受講生の方が土蔵や土壁が好きだったら きっと同じ感覚を持つに違いない。明日は土蔵の土壁の良さを再現してみようと言うことにした。
同じ気持ちになってくれるかなー

2 件のコメント:

  1. 林さん、こんにちは。小池です。林さんが好きなのは土蔵ですか。私は最初茶室の古くて渋い壁が好きで、そこから渋くて宇宙を感じるような世界に目覚めました。若い頃、壁シリーズの作品を制作した事があります。便所の壁とかね。土に藁を混ぜてね。板に塗りました。でも売れなくてね(笑)。遠ざかりました。今でも好きです。なので林さんが撮影した蔵の壁の写真の良さは分かります。さて、尾関代次さんとの関係ですが、奥さんは富田の方で私の一つ先輩です。小学校の先輩でいろいろお世話になりました。そうゆう縁があって、私が作品を制作するようになった頃、尾関夫妻は私の作品をよく買ってくれて苦しい時を助けてくれました。恩人です。そうゆう関係です。
    ところで名古屋でまた個展をするのですね。頑張っていますね。羨ましいです!林さんの益々のご活躍を期待しています。

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    1. 世間は狭いですね。人生はいろいろな出会いとしつこいチャレンジですかね・・・お互い頑張りましょう。コメントをありがとうございました

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