2009年10月17日土曜日

nakamurabrawn-3


二三日前まで、椋鳩十を鳩椋十と言い間違えたりしていた小五の娘が、夕食のとき“心は感動でできるんだよ”と言った。今日遠足で椋鳩十記念館に行って聞いてきたらしい。むーん思わず唸ってしまった。
  何年も前 散策していてあの赤土を見つけた。少し湿っていたその土はなんとも不思議に赤かった。赤松の幹にも似た赤さだった。土の質感のある画面を模索していたわたしにはこの土を試さずに入られなかった。以来私のメイン素材となったのだ。
その後展覧会を開く度に『中村壁の色ですね』と言われたが、 中村壁は“?”のままだった。そして友人の村澤氏からその壁について調べようの申し出があったのだ。思えばあの散策のときの感動がNakamuraBrawnにつながっていたんだ。・・・・
おいしい!とことさら大きな声で夕ご飯を食べ始めた娘は、心を創るというより体をつくる感じだな、と私は思った。

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