2010年2月20日土曜日

Marco Ferreri


フェリーニの映画のはずが 知らない映画監督だった。“最後の晩餐”というタイトルがしめすとうり重たい映画だった。4人の社会的地位もある中年男たちがある屋敷に集まり文字どうり最後の晩餐をくりひろげる物語だった。見終わったら胃もたれがした。

男たちが次々死んでいき 途中で加わった太った女だけが無表情に生き残る・・・


この映画によく似たパゾリーニの“ソドムの市”というのを思い出した。こちらは第二次大戦末期北イタリアを舞台に敗走直前のナチス幹部たちが欲望の限りを尽くす物語だ。こちらの終わり方がややよかったような記憶がある。ナチス幹部たちに犠牲になりかけ最後生き残った少年二人がラジオから流れる音楽に(スローなジャズだったか?)あわせ踊る。そして故郷の村に帰ると言う。

余談だが、私は公開当時 そのころ親しかった女友達とそれを新宿に見に行った。混んでいたので前の上映が終わる少し前に中に入り椅子を確保ようとした。その時 刃物で眼を切るシーンが大写しとなった。私は失神した。・・


その後の仔細はよく覚えてはいない。ただ映画のストーリーを覚えているところを見ると映画は見たとおもう。そしてその女友達とはそれきりだったことは言うまでもない。


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