2010年4月15日木曜日

東勝吉の風景


ぱらぱらと捲っていた本の中におもしろい絵を見つけた。小学生がおじいちゃんの肖像画を描いたのかと思ったら、老人の自画像であった。ナイーブなとてもおもしろい絵で興味がわいた。その老人は東勝吉という人で、80過ぎから絵を描き始めたらしい。それまでは木こりだったそうだ。九州の湯布院の老人施設の一室で描き続けた絵は不思議で素晴らしいものばかり、という。早速ネットで見てみた。
風景画の草木がとてもおもしろかった。高齢だから、そんなに風景の現場には通えなかったと思うが、丹念に草花を描き起こしている。それがとても素朴で自由でいい感じなのだ。省略もいい。価値観がおもしろいのか?
展覧会を控えた私にはかなりショックなものだ。といのは絵の原点のようなものを感じるから・・

1 件のコメント:

  1. 今日何とか時間が出来て、午後2時頃南無の三人展を観に行ったらすでに終了とのこと。「はあ〜、そうですか」と言ってDMを見たら最終日は12:00までと記載してあり再度「はあ〜」。
    さて、東勝吉さんの風景、プリミティブで山下清を思わせる素朴で味がある画風ですね。ものつくりの原点を少しは知っている人なら誰もが共感を覚える世界です。その道で生きていると分かりながらもいつの間にか忘れている世界。
    今日の立石の美しい景色と東さん作品を見ながら今一度ものつくりの原点を思いました。

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