2012年2月12日日曜日

飯伊50人展

なんとか飾りつけを終えることができた! 実行委員として名前があがっているだけに責任は痛感していたが こんなに展示がハードとは思わなかった。主にオーソドックスな平面作品の展示責任者と役割を仰せつかったのだが 私の作品は現代美術なのでかなり難しい仕事だと言わざるを得ない。半具象的な油彩画は 一つ一つ見ると 理解できるのだが 複数になるとどうして重くなってしまうのだろう。展示についてここが最後まで解決できなかったことを残念に思う。
一方 今回久保田(寛)氏の昆虫戸棚にはとても嬉しかった。飯田で創作活動をしているからこそ出来る作品だし生き方だと思う。もし都会で発表を続けていればつまらぬ価値観に絡め取られてオリジナリティが失われてしまっただろう。あの制作態度が飯伊作品展の最大の意義だと私は考えたい。都会の価値観を移入する時代ではもはやないはずだ。
この展覧会のスタートに疑問をもつ方がいると聞く。しかし これから価値観の自立性を高めて 個人個人がヒラバ(平場)で作品を発表し 見る人も価値観を人から授かるのではない関係が育っていく展覧会になれば それでよいのでは、・・・

私は現代の創造展でも 実行委員会のメンバーで 決してこれを否定してこの50人展を始めようと考えたのではない。にっちもさっちも動きが取れない会に間接的にすこしでも風が当たればいいと感じているのだ。この辺りを理解して参加してくれた皆様 ありがとうございました。

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