2010年7月19日月曜日

夏は Fela Kuti を聞く




不思議なくらい大きく気候が変わる。咲き遅れたアジサイが強い日差しにみずみずしさを失う。いよいよ梅雨が明けたのだ。


仕事場で音楽をかける。ランダムにCDをセットするといきなり熱いアフロビート 体が自然と音楽に乗る。 フェラ クーティ。しばらくぶりだったけど私にはいつも新鮮な音楽だ。出会いはこれもまた30年前のイタリア、ペルージア。“テラッツァ”という住宅街にある野外ディスコだった。テラスという意味が示すとおり城壁の上にあって昼は見晴らしがよかった。夜大音響で音楽をかけるのだから近所迷惑は極まりなかったと思う。


そこで突然フェラがかかったのだ。驚いた!今まで聴いたことのない音楽だった。私には野生的でエネルギッシュでそれでいてどこかやさしくて一気に好きになってしまった。


帰るときそのレコード名を聞いたけど feraなのか fira なのかfela なのか全然わからなくて しまいにどんな音だったかも怪しくなり探すこともできなかった。


その後何かのきっかけでアカデミアの友人がテープにとってくれて、私のローレーション音楽になった。夏になるとFelaは間違いなく私を元気にしてくれる。

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