2011年4月2日土曜日

原発事故


震災から3週間が過ぎた。復興の流れが出来つつあると報道は伝えている。しかし福島原発は一向にいい展開になったとは聞かない。次から次えと難問が立ちはだかり、しかもその内容がよく理解できないため、苛立ちも増すばかりだ。『いったい東電は何をしてるんだ!』と思わず口に出してしまう毎日だ。福島がこんな状況に至ってしまったのはいったいどうしてなんだろうか?

一番大切なこと、たとえば今回で言えば原子力発電の道はホントに正しいのか、とかそういう問題に私たちは今までしっかりと向き合ってきたのだろうか?

そんな議論の場もなければ時間も持ちにくい時代に育ってしまった。 ものすごく大衆的な考えに“そういう難しい問題は頭のいい人たちに任せておけばいいんだ。われわれは、黙って働いていれば・・”と言うものがあったと思う。勤勉な良民的なイメージと言おうか。

そしてその頭のいいという人たちは試験で勝ち上がって官僚や、一流会社員(東電など)になり、われわれを導いてくれる・・・・筈だった。

・・・もう明治時代ではないのだ!テレビで見ていると“頭のいい人たち”はもうスカスカだ。自分のことで精一杯で とてもわれわれを引っ張ってくれるとも思えない。

だから、われわれは一番大事なことについて常に考えていなくてはいけないんだ。原発に頼っていてほんとにいいのか?じゃあ電気は?・・・次々にわからないことばかり・・・でも考えていなくてはいけない。白紙委任状を渡してはいけないんだ。稚拙な結論でも自分の結論を持たなくてはならない。持てば思考停止にはならない。

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