2011年5月8日日曜日

浜岡



浜岡原発に停止要請が出た。何かと批判の多かった菅首相だが、この点についてわたしはうれしかった。福島のあの惨事から考えれば当然のようにも思うのだが、電力に関わる政治、行政、メディア、財界、そして学者 すべてが地下水脈のようなもので繋がっていて生活者のレベルの声は排除されてしまうかと悲観的に考えていた。





日本の文化は調和感覚は優れているが、なにか大きなものに反旗を翻すことはとても難しい雰囲気がある。そう、雰囲気が支配する文化なのである。 世の中に疑問を持たずそれなりに暮らすにはいいのかもしれないが、いよいよシステムが劣化してきている今、『寄らば大樹』では もうだめなんだ。けど、だれも組織の中で『それは違う』といえない。



少しさかのぼる話だが、太平洋戦争に突入してしまったのもなんか似ている構図に思える。






原発事故は 土を汚染し、ふるさとを壊してしまう。そんな恐ろしいリスクにいままで未来を賭けていたと思うとぞっとしてしまう。十四五年前テレビの深夜討論番組では 推進派が優勢だった。 あれはなんだったんだろうか・・・



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