2012年9月29日土曜日

個展の用意

八重洲のT-box画廊のかたの話として『いけばなは 表現の感性がいいね、という評価だけで何を表現しているかの問いが希薄だ』というエッセイを読んだ。生け花については門外漢のわたしだが 今なんとなく絵について考えていることと共通していて気になる言葉だった。確かにみずみずしい感覚の作品に出会った時は感動する。がそれが“点”でなく“線”として作品を見ることは少ない。感覚的作品たちがその底辺でつながっていってその主張が自分のいきかたとかに共鳴したらそれはもう感動以外何者でもない。すなわち感性の表現が瞬間突風ではなくて おおきなうねりの中の一具体例のようなものであってほしいのだ。個展を11月に控えて絵たちの一つ裏側にある『真実』が言えているのか実は踏ん張りどころの私なのだ。

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