2013年12月13日金曜日

作品を作りながら

テレビのコマーシャルを見ていると時折 「おーっ」と感心したり じっくり納得したりする。なんとなくうれしいが、反面腹立つコマーシャルもある。どう見ても騙そうとしてるとか、視聴者を馬鹿にしてると思えたりして 実に嫌な気分になる。まあ聞き流せばいいのだけれど・・・
演技が上手いというのも 時には嫌味なものだ。見る人を騙して 幸せにしてくれるのならいいけど逆なことが多い。それはもう詐欺と言っていい。コマーシャルはこの手があるから困る。
どこかの国のA首相もなんとなくこんな匂いがしてきた。
表現に携わるものの端くれとしては 最近の表現の巧妙さが嫌いだ。
私は例えば色について こんな風に考えている。液晶や絵の具の色は鮮やかできれいだ。だからついこれらを使って遊びたくなる。でも後で虚しくも思う。液晶は目が疲れるし 絵の具は科学的で微妙な想いが載らない。ちょっと考えればそれらはみな
巧みに作られた科学合成品なのだ。
だから、自分の作品は自分を裏切らない土のような安定したものを素材にしている。それは 演技がそれ自体 うそモノではないといっているように感じているからだ。

 

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