2014年3月5日水曜日

ギャラリー暁Ⅳ展

今週 銀座のギャラリー暁でグループ展に参加している。一昨年画廊るたんで私は個展を開催したのだが たまたまその時期暁もオープンして多くの人が出入りしていた。そしてその中に知り合いがいて参加に誘われたのが第一回暁展であった。その時以来の参加である。
25人の大所帯の展覧会で人選はギャラリーによるもののようだ。その為統一感に欠けるのは否めない。まあ一般的な女性が多い絵画展。と言っては失礼かな。
さて、その前の週にこの画廊で開かれたのが「現代絵画シリウス2014」というグループ展。東京展の主だった男性中年作家を中心の展覧会のようでした。
実際見に行きたかったけど 2週連続の銀座行は無理で話だけの報告になってしまう。
なぜ特筆なのかというと この展覧会のうたい文句に 〈男作家 50代から60代前半の年齢 半固定メンバーで5回まで行う。〉といっている。まあこの時代に どこからかイチャモンが来そうないいっぷりである。しかし実は私も密かに拍手を送りたくなる声明だ。なぜなら最近の展覧会は女性の圧倒的な活躍ぶりが明白だからだ。色もきれいだし 画面の冴えもあるし なにより意欲的だ。それに引き換え男性作家は数も少ないし 面白みがすくない。...
ちょっと!なんとかならないの!ずーっと潜在意識の中で叫んでいた私に気が付いた。
ま~そうは言っても 自分の作品が良くならなければ何ともならない話なのだが、グーンと重低音をきかせた見ごたえのある作品を作っていかなくてはならないと思いを新たにした訳である。
同じ日 ギャラリーKで内海信彦という作家の20歳代の作品展を見た。53年生まれ、74年に慶応法学部を中退、 中村某画家から油彩画の基本を学び伝統画法でヨーロッパの神話的世界をシュールレアリズム風に描いた。(その頃の作品が展示されていた)その後多摩美を卒。当時の何かが唸っているような作品群であった。なぜそのころのものを展示したかったのだろう?なにかとても大事なことを感じていたからあえて今 それを公表しているのか?はたまた愛する自分を堅持したかったのか?
同い年の作家の同時代の青春、・・・熱い思いが何時の間にか萎えていきそうに感じて また一人一歩を踏み出そうとしている。  

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