2015年11月11日水曜日

CAF.N展の搬入

コンテンポラリー アート フェスティバル 通称CAF.Nが二年ぶりに埼玉近代美術館で開催になる。昨年と一昨年は館改修のため仙台メディアテークの開催であったが私にしては ずいぶん遠隔地の印象で昨年やっとやっとの参加でした。
今年は久々に自車に作品を載せて搬入に向かった。この季節はほんとにドライブ日和で (とは言っても雨模様の朝でしたが・・)毎年紅葉に心が洗われる思いがある。伊那市から茅野にかけての森の色は絶景そのもの・・・。くどいが毎年感動するんだ。表現者の端くれと信じる私にもどう伝えればいいのか分からぬほどの美しさに。
今年は霧雨にしっとりと洗われた感じが神秘的とさえ言えた。贅沢な時だった。
さて、この展覧会は関東を中心にコンテンポラリー系の作家が 公募団体の枠を超えて横のつながりで開催をして画期的な展覧と思われてきたが、世代交代的な時期を迎えているようにも思う。なかなか関東地区の作家たちと交流する機会が少なく 行動のかかわりが希薄で申し訳ないと思っている。ともあれ会期中はぜひ会場に来ていただき、いろいろと意見を聞きたいものだ。
期間/11月11日から22日まで
場所/埼玉県近代美術館

2015年11月2日月曜日

久々 平面領域展

犬塚画廊復活記念展と名付けて 11月1日から8日まで飯田市のギャラリー吾亦紅 および犬塚画廊で平面領域展が開かれる。
メンバーは佐々木敏彦「漆芸」 桐生好「インスタレーション」 原隆夫「ミクストメディア」 と私の4人、前回より一人寂しい。この写真は吾亦紅の展示風景。
犬塚画廊とは1階の画材屋さんの上が20年ほど昔は画廊だった・・・そこを復活させようと桐生さんと画材屋さんの湯澤さんがこの展覧会に向けて準備したようです。飯田のちょっと前の文化を感じさせる空間で懐かしい空気がある。きっと僕たちが高校生のころ ここで個展をした作家たちがいたのだろう。山本弘さんはやったのかなー 
平面領域展は前回くらいから既定の展示空間にこだわらない「場」に挑戦している。
前回は町屋の古民家でやったのだが私は作品がなじみすぎてしまうのでパスしてしまったのだ。原さんは屋敷の暗い所にCDのきらきらしたコラージュを展示して存在感を示していた。
今年 私はアンフォルメルのような特異空間や、茶室ではうまく展示できる可能性を見たのだが、民俗的 民芸的空間はどうも同化しすぎてしまう。・・・
今回も犬塚画廊の展示はいい空間にはなってはいない気がする。・・・むずかしいな。
自分の表現の中の時間感が民芸的なものと不協和音をだすのかなー。

2015年10月17日土曜日

アンフォルメル美術館

この美術館は長野県の中川村という人口も疎らなところにあって その中でも取分け山間の森の中にある。私も正直過去に3度ほどしか訪れたことがないし、そのうち2度は道に迷い、1度は訪問を断念したくらいだ。
しかし、地方の忘れかけた施設にはほんとに素晴らしいものがあり、「もったいない!」と思わず口に出してしまう。
眼下に天竜川の流れを見 、目前には駒ケ岳をはじめ中央アルプスの白い山並みを望める。周りは松林を中心にした自然林。さぞかし今年の秋はキノコが採れたに違いない。
そしてその建物は驚くほどの現代的なものだ。そこがまたいいんだな。
説明書によれば、1950年代に鈴木たかし画家がフランスでアンフォルメル美術運動に参加し帰国後 この地に2億円という巨費を投じて建てたそうである。建築家は毛網毅廣という方。1989年完成であるが間もなく鈴木氏が亡くなり 後に 中川村に寄付されたそうである。
中川村美里地区の管理委員会がやっとやっと運営しているようなのだ。なんといっても、訪れる人がイナ過ぎなんだ。とてもいい環境なのに・・・「もったいない」。
・・・バブルの後のさみしさよ!ということなのか。・・
さて、私はこの機会に大いにアピールすべきで、名古屋の個展でチラシをばらまきに ばらまきました。お役に立てるかなー?

私の個展は11月15日まで開催中!
場所は アンフォルメル美術館アトリエ棟!   10月24、25日はお待ちしております。ハイ!

2015年10月11日日曜日

コラボレーションについて

昨年 ギャラリーシモンで展示した「沈殿する意思」という作品をつくった時 和の何か例えば茶道のような・・と組み合わせてみたいと思った。 また、音楽とも組み合わせてみたいとも思っていた。
不思議なものだが 思えば道は開けるものだ。今年相次いでそれを実現できた気がする。もっともっと発展させて楽しみたいなー、いろいろな方々と。
さてそれは、名古屋のギャラリー芽楽で個展を只今開催中ですが 初日に長久手市文化の家の生田さんというチェリストにバッハを演奏していただいたのだ。チェロの音は体に直接響いて なんか胃とか腸に波が伝わってくるよう。
〝 生の感じ"が土の肌合いと合うだろうなーと思っていたがその通りで感じいい空間が演出できた気がした。
今週はとても多忙だが その次は中川村のアンフォルメル美術館でも私の個展が昨日始まった。そこで前述の「沈殿する意思」をその美術館にある和モダンの和室(茶室のよう)に展示できた。
なんかぴったりな感じで 我ながら驚いた。
山の中の美術館なのにちょっとかっこいい美術館だ。ぜひ多くの人に足を運んでいただきたい。

2015年9月25日金曜日

Japan & Chiapas art exchange exhibition 2015 (Mexico)

昨年から計画が始動してきたメキシコでの展覧会がいよいよ来月に迫った。パンフレットも出来上がり気持ちはもはやテキーラ・・と行きたいところではあるが 現実はそうはいかない。
そもそも参加を二つ返事で決めたはいいが 先立つもののことを考えていなかった。やむなく作品だけの参加となったのであるが、作品を送ることもそう簡単なことではなかった。昔イタリアから帰るとき在学中の作品を業者を通して送りその後目玉が飛び出すような費用を請求されたことを思い出した。 今もそう変わらない状況であった。
何かいい方法はないかと一年間の試行錯誤を経て  掛け軸風の形態にたどり着いた。太いながら巻いて メキシコに持って行ってもらうことにしたのだ。同行の右近さんお世話になります!
この展覧会は そもそもメキシコ チアパス在住の画家花藤氏
と交流を続けこられた作家の渡辺久美子さんが交流展委員会を立ち上げ  その後評論家の赤津氏が作家を集めたもの。私も末席を汚すこととなった。
海外との美術交流は作品の移動がいつも問題でなかなか展開していかない。(それに引き換え、版画系は丸けて送れると言うメリットを生かして積極的に展開している。知り合いの版画家たちは いつも海外展の話をしていてうらやましいよ。)
さて、メキシコ画家たちはどんな仕事をしているのかな。渡辺さん、右近さん、赤津さん!・・・土産話が楽しみですよ。それとテキーラ?。

2015年9月14日月曜日

土蔵

 
 
 
赤土講座で「自分の中を見つめて言いたいことを見つけ出しましょう」なんて言ったら受講生の一人に「訳わからないです。」と言われてしまった。
確かに「自由に描きましょう」とか、「自分に素直に!」なんていきなり抽象的なことを言われても 具体的に手は動かなくなってしまうのかもしれない・・・
困り果てて1日目の帰り道 土蔵の解体現場に出くわした。
そうだ!わたしは土壁が好きで あの感じを表現したかったんだ。絶対忘れてはならなかったを思い出した。
あの土の厚み、色の深さ、造形の圧倒的な存在感。トーンの味わい・・・
思わず写真をバシャバシャと取り始めていた。
もし、受講生の方が土蔵や土壁が好きだったら きっと同じ感覚を持つに違いない。明日は土蔵の土壁の良さを再現してみようと言うことにした。
同じ気持ちになってくれるかなー

2015年9月8日火曜日

赤土と麻袋を使って表現する講座

9月12日と13日の2日間飯田市の創造館で赤土を使って自由な表現にチャレンジする講座に私が講師としてチャレンジすることになった。
私には伝えるべき技術など何一つない。それを伝えたいのだけれど可能だろうか・・・。
なぜ水彩やアクリル、粘土、油絵具などありとあらゆる表現技法が世の中にあるのに あえて 赤土なのか?そこのあたりのことを考えてもらいたいというのが、私の今回の目的だ。
あまりに素朴で融通の利かないこの素材に心素直に対峙してもらいたい。泥をぺちゃぺちゃ捏ね回してもらったり わーっと叩きつけてもらってもいい。泥と布をめちゃくちゃに画面に貼り付けてもいい・・・
描写でもなく  どこかで見たことのあるような絵ではないオリジナルな何かを作ってもらいたい。自分の理性のコントロール外の何かに触れてもらいたいと考えているのだ。
いきなりそれは難しいかな?・・・・チャレンジですね。