2011年8月11日木曜日

ハクビシン

10日ほど前から会社の駐車場にとうもろこしを喰い散らかした跡がたびたび残っていた。駐車場の隣は梅畑で その一角にとうもろこしが一列植えられていた。何本かは引き倒されたようになっている。これはたぶん奴の仕業だ。その後 大きなケージ状のわながその列の脇に仕掛けられていた。入り口がバネで、中の餌に触れるとバタンとしまる仕組みだ。奴らは賢い、こんなのに引っ掛かるわけがない。・・・
わたしも何年か彼らと戦っている。昔勤めていた会社の天井裏に住み着いていた。残業時間になるとガタガタっと騒がしくなる。あまりに気になったので天井裏に入ってみると数個の光る眼と おびただしい糞が確認できた。当時まだ保護動物扱いだったので市役所に出向き駆除許可を取り、近所の猟友会の方にわなを仕掛けてもらった。ぜんぜんかからずもう頭からハクビシンのことを忘れた盆休みの後 天井裏のわなの中で一匹死んでいた。
次に戦ったのは私のアトリエの天井だ。3年ほど前か。音がするので薬をまいて追い出し入り口をふさいだ。どれも厭な思いが残ったものだ。
そして今朝駐車場脇の檻にはハクビシンが入っていた。・・・野生の荒々しいものではなく 優しい目であった。
昼には、それは新しいセットになり 中の桃が妙に赤かった。

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